2011年2月16日水曜日

時間(おおはし)


こんにちは、おおはしです。
最近は毎晩帰りが遅く、夜の写真が増えたので載せます。

去年の秋頃の、とても曇っていたり濃い雨の日には
タワーがすっぽり神隠しにあったように消えたのですが、
最近の天気の悪い日は、タワーは薄もやの向こうで
わたし達を見張ってるみたいに、目を光らせています。
(写真は、桜橋の上から)


山城さんのこのプロジェクトは今も進行中で、
なんだかすごいことになっています。

一番には、わたし達(事務局)がまち/まち見世に向き合っている想いであったり、
これまでの向島のアートを見続けてきたスタッフの歴史や理解などが撹拌されるようで
まったく驚くばかりであり、この作用を今はわたし達(事務局)だけが受けていることに
すこし罪悪感を感じたりしています。

でも実際の展覧会が始まったらこの静かな撹拌も、
みなさんのこころの中にきっと起こるだろうとおもい、
今はなんとかこの、沈殿していた頑固さや熱みたいなものがふわふわと浮いている不安定さを
ただただあるままにしています。(それはわりと良い感じがするものです)


タワーを見ている人たちは、
みんなタワーが建つのを待っているのではなく、
(タワーを見ているのではなく)

タワーが建ってからがピークなのではない、
建っていっている今この時間がピークなのであり、

それはつまり、
タワーが建っている/建っていくその時間を、

自分はその時代に立ち会っているんだということを、
人々は見ているんではないか、


曽我さんの言葉を、タワーを見る度に(つまり毎日)思い出します。



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