2011年3月19日土曜日
今日、スカイツリーが634mに達しました。(おおはし)
こんばんは。おおはしです。
あの大惨事から一週間が経ちました。
みなさまご無事でしょうか。
みなさまは既にご存知と思いますが、
まち見世のホームページと、山城さんがご自身のブログにも書いておりますように、
この度の《トーキョー・テレパシー》展は3月11日(金)をもちまして中止となりました。
ご予約いただいておりましたみなさま、
ご来場を予定されていたみなさまには大変なご迷惑をおかけして申し訳ございません。
ところで今日(3月18日・金)、スカイツリーが完成とされる634mに達しました。
もうなにかの途中ではなく、既に起きてしまった出来事です。
でもそれら全ても、なにかの途中と言い続けることも出来ます。
今、墨東エリアだけの話ではない、
とてつもなく大きな時代の変化の渦中にあり、
これから山城大督というアーティストが、
墨東まち見世というアートプロジェクトが、
これに関わった全ての人々がどう変わっていくのか、
どんなに時間がかかっても、形が変わっても、
再びお目にかかれることを祈っております。
また、この度の大変な災害により被害に遭われた方々、
ご家族、関係者のみなさまにお見舞い申し上げます。
また、寒い中で現在も被災地で救援活動等をされているみなさまに敬意を表します。
一日も早く平穏無事な生活を取り戻せますよう、
こころよりお祈り申し上げます。
2011年3月9日水曜日
今日初日(おおはし)
こんばんは、おおはしです。
ついに今日、39アートの日に、
山城大督《トーキョー・テレパシー》が初日を迎えます。
会期は9日から21日(月・祝)まで。
開場時間は12:00-19:00
初日のみ18:00-20:00にオープニングパーティを開催いたします。
場所はSOURCE.sight(墨田区八広1-39-18)
外観は、掲載画像のような感じです。
オープニングパーティにお越しで、道に迷いそうな方には、
現代美術製作所の曽我ディレクターによるツアーで会場にお越しになることをおすすめします!
17時半に東武伊勢崎線東向島駅に集合。ゴールはSOURCE.sightです。
ツアーもパーティも予約不要、参加費無料です。
ぜひお越しください!
2011年3月5日土曜日
はーっ あっという間に3月。
こんばんは。おおはしです。
久しぶりに駅前に行ったら、京成線の高架ができていました。
ここはどこのまちだ? と思いました。
当たり前だけど、これがなかった頃の景色はもう二度と見られないんだと思いました。
《トーキョー・テレパシー》は、5日前からSOURCE.sightで設営が始まっています。
山城さんも急ピッチで制作してて、みんなちょっと慌ただしい。
山城さんとは、昨年度のまち見世からの経験を振り返っても、ちょっと独特の距離感です。
真新しい靴で中距離をダッシュしている感じ。
一昨日のひな祭りは鳩やでサポーター説明会、兼ごはん会をして、
滅多に会えずにいた女の子が初めて山城さんに会って、
「山城さんて、かよちゃんが言ってた人だね」とわたしに言いました。
そういえばわたしはある時期、山城さんの話をよくしていた。
山城さんの作品のことをよく人に話していて、
いつかこのまちでも作品を作って欲しいんだと言っていたのです。
そのことをすっかり忘れていました。
片付けを終えてさっぱりした、午前1時近くの鳩やに一人でいて、
ここで2年前に作品を作った三宅さん/三宅さんが作った作品/三宅さんが残したもののことを想いました。
このまちの人の動き方、集まり方。
そして2年前の鳩やのこの時間を、わたしは天井から見ているような気になって、それは
オレンジ色のニット帽をかぶった青年が、ひたすらiMacに向かって網を張り巡らしているような光景。
わたしはそれを見て、2年前、この部屋にいた人にテレパシーを送ります。
《トーキョー・テレパシー》は展覧会開始まであと4日。
がんばるぞー
2011年2月28日月曜日
2011年2月24日木曜日
わーっ、と(おおはし)
こんばんは、おおはしです。
先週の土曜日は、午前中に川俣正さんの東京インプログレスの餅まきに行ってきました。
太鼓と餅つきと区長の挨拶があって、町会やら婦人会やらが世話をしていて、
まちの人がいっぱい集まっていました。
会場となっている都立汐入公園がある南千住は、
10年以上前までは京島のように古い木造家屋が建ち並んで、
京島よりももっと荒れ果てたような街並みで(むかし黒沢清監督の映画の撮影現場にもなっていた)
今の景色からは想像できないものでしたが、
きれいになったなあ、人がいっぱいいるなあ、お祭りみたいだなあ、
あの頃ここに住んでた人たちが今もここにいるのかな、
と考えてみたり。
(墨東エリアの10年後を想像したり)
アートプロジェクトにあんなにまちの人が集まっているのは初めて見ました。
アートプロジェクトってなんだろう、とまた考えました。(ポジティブに)
そして山城さんのこのプロジェクトはどんどん詰めの作業に入っていて、
要領を得ないわたしは迷惑かけっぱなしです。
今回山城さんに100日プロジェクト後期をお願いしたのは、
もちろんみんなで話し合って決めたことではあるけれど、
とりわけわたしが山城さんにぜひこのまちで作品を作って欲しいと願ったことがきっかけでしたが、
墨東まち見世2010が開幕?してから約半年が経つのに
わたしはアートマネジメントのなにもわかっちゃいなくて
お招きした山城さんにも申し訳ないようなていたらくです。
が、きっと良い作品になります、ぜったい。
気が付けばわたしは東京やらスカイツリーやら、その周辺のことばかり考えていて、
GTSにせよ墨東まち見世にせよ東京インプログレスにせよ、
リリー・フランキーの「東京タワー」で、東京タワーが「駒の芯のよう」と表現されていたけれど、
ほんとそんな感じで、あれを中心にぐるぐるしてます。
このプロジェクトをする/やり遂げるっていうのは
この一年(今年度)を終えるってことで、その節目にはいろんな決断や別離があって、
春が来て、タワー開業まで一年を切るわけで
でも今はそんなことどうでもいいように
わーっと、アートマネジメントなんてできないなりにやるしかないのです。
墨東まち見世2010のクライマックスが近いです。
(墨田区在住アトレウス家も要チェックです!!)
2011年2月16日水曜日
時間(おおはし)
こんにちは、おおはしです。
最近は毎晩帰りが遅く、夜の写真が増えたので載せます。
去年の秋頃の、とても曇っていたり濃い雨の日には
タワーがすっぽり神隠しにあったように消えたのですが、
最近の天気の悪い日は、タワーは薄もやの向こうで
わたし達を見張ってるみたいに、目を光らせています。
(写真は、桜橋の上から)
山城さんのこのプロジェクトは今も進行中で、
なんだかすごいことになっています。
一番には、わたし達(事務局)がまち/まち見世に向き合っている想いであったり、
これまでの向島のアートを見続けてきたスタッフの歴史や理解などが撹拌されるようで
まったく驚くばかりであり、この作用を今はわたし達(事務局)だけが受けていることに
すこし罪悪感を感じたりしています。
でも実際の展覧会が始まったらこの静かな撹拌も、
みなさんのこころの中にきっと起こるだろうとおもい、
今はなんとかこの、沈殿していた頑固さや熱みたいなものがふわふわと浮いている不安定さを
ただただあるままにしています。(それはわりと良い感じがするものです)
タワーを見ている人たちは、
みんなタワーが建つのを待っているのではなく、
(タワーを見ているのではなく)
タワーが建ってからがピークなのではない、
建っていっている今この時間がピークなのであり、
それはつまり、
タワーが建っている/建っていくその時間を、
自分はその時代に立ち会っているんだということを、
人々は見ているんではないか、
曽我さんの言葉を、タワーを見る度に(つまり毎日)思い出します。
2011年2月8日火曜日
まち見世塾と、その前のリサーチ(おおはし)
こんにちは、おおはしです。
2月6日、曇り・夜ときどき雨、
まち見世塾の日はお昼からリサーチをして、
やっぱり移動しながら、いろんな人と出会いました。
わたしはリサーチ前に岸井大輔さんと会って、そこでゆみこさんにも出会って、
ソースファクトリーでみんな待ち合わせて千夏さんと上田さんと会って、
キラキラでごはんを食べようって歩いていたら山城さんのお知り合いの梶原さん?に出会って、
墨東大学京島校舎の前を通ったら木村健世さんに会って、
森下行こうとしたら橋本さんに会いました。
それの他にも、
あそこに誰が来ているとか、あそこでなにがやっているとかも知っていて、
でもわたしはそこには行かず、そこにいるはずの誰かにも会わない、
ということも一方ではあって。
リサーチと実験と地図、移動と体感、
実在するのに見えないもの、曇り空に赤色、
まち見世塾には、
初めてまち見世のイベントに参加してくださる方も多くお越し頂き、
とてもありがたかったです。
山城さん効果だなーと思ったり。
なんだか今もいろんなことを感じているのだけれど、
うまく言語化できないので今日はこのへんで。
2011年2月5日土曜日
明日!墨東まち見世塾 第4回 「山城大督・移動と体感 ー墨東リサーチで見えてきたものー」
こんばんは、おおはしです。
このあいだの打ち合わせでは、まさに体も話もあちこちに移動しながら、
惑星のように、このプロジェクトの完成形のまわりをみんなでぐるぐる歩き話しました。
(進んでないってことではないですよ)
いよいよ明日、第4回墨東まち見世塾、
「山城大督・移動と体感 ー墨東リサーチで見えてきたものー」
日時:平成23年2月6日(日) 18:00-20:00(開場17:30)
会場:一寺言問集会所(墨田区東向島1-20-6)
参加費:500円 ※ご予約は不要です。当日は会場に直接お越しください。
ゲスト:山城大督
お問い合わせ:「墨東まち見世2010」事務局
〒131-0031 東京都墨田区墨田1-15-3 現代美術製作所内
TEL:090-8100-0910
E-mail machimise@gmail.com
ホームページ http://www.machimise.net
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明日予定されているプログラムもおもしろそうです。
まったくいつもわくわくさせられまっす。
ぜひお越し下さいませ!
2011年2月2日水曜日
今日は打ち合わせ(おおはし)
こんばんは、おおはしです。
日付が変わって今日は、山城さんと打ち合わせです。
毎回山城さんが出す案はもれなくおもしろいので、
今日はどんな話が聞けるのかとても楽しみ。
とは言え早いものでもう2月なんですね。
100日がどんどん経っていってしまうのがさみしいような。
きっと3月までもあっという間だ。がんばろう
2011年1月30日日曜日
わが町/商店街のこと(おおはし)
こんにちは、おおはしです。
「墨田区在住アトレウス家」ですっかり演劇に対する苦手意識が薄くなったわたしは、
こないだ新国立劇場にわが町を観に行きました。
その劇には「舞台監督」という役が配されていて、
まさにその劇、まちを俯瞰して解説/進行していく役なのですが、
虚構世界と現実世界を行き来する存在、
でもその現実世界とされているそれ自体も、劇の中のこと。
その劇を観てほんとうにいろんなことを思ったのだけれど、
どんな感想もいつも考えていることのような気がしました。
(たぶん今はどんなものを観ても同じものに変換して解釈するんだろうな、というような)
自分のまちのこと/今という時代/山城さんのこのプロジェクト!
自分の生活のこと、アートと人々の(わたしの)距離/虚構と現実の距離、
その語り部みたいなもののこととか。
こないだまちづくり系のおっちゃん達とわいわいしてて、
大好きなこの人達がいつか死んでいくのを、
わたしはこのまちに暮らしながら見て行かなきゃいけないんだとおもうと、
たまらなくこのまちを出て行きたくなったり
でも果たして隣人の顔も死も感じられない場所に逃げて、まあラクだろうか。
なにがいいことなのか、パラダイスなんてあるのかな。
ああ支離滅裂になってきました。
想像も出来ないくらい多くの物語がまちでは同時進行していて、
それはひとりひとりの胸の中だったり、どこのまち、いつの時代でもあるもので
わたしは今このまちが変わっていくのを本当に恐れているけれど、
それはこれまでのいつでもどこにでもあったもので、
商店街の人たちと話していると、
商店街の人たちは、「商店街として」の夢を今も持っていて、
アートやオルタナティブではなく、商店街として再び活気を取り戻せるのではないか、
アートよりも、一軒の八百屋ができることのほうが切実に望んでいて。
山城さんがもたらすかもしれない「俯瞰」、
以前にブログかツイッターで山城さんが書いていた「すっきりした視点」、
わたしは今とてもとてもそれを求めているのです。
(でもこのプロジェクトはわたしのためのものではなく、みんなのものです)
ひとまず2月6日に催される墨東まち見世塾にぜひお越しください。
画像:新国立劇場「わが町」ウェブサイトより転載
http://www.atre.jp/wagamachi/
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